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黒石市地震防災マップ

黒石市地震防災マップの目的

平成7年1月の阪神・淡路大震災では、犠牲者の約8割以上が住宅等の倒壊による圧死となっています。この時、新耐震基準(昭和56年6月)に適合していない、昭和56年以前に建てられた建築物が大きな被害を受けました。また、平成16年10月の新潟県中越地震でも同様の傾向がみられました。
このため、このような大きな被害をもたらす地震から、人命、財産を守るためには、住宅・建築物の耐震化が重要であり、特に新耐震基準以前の建築物について、耐震性の向上が急務と考えられます。
市民のみなさんに、大きな地震があった場合を想定して、お住まいの地域やよく行くところがどれだけの強さの揺れに見舞われ、どれだけの建物被害を受ける可能性があるかを知っていただき、住宅の耐震化や地震に対する備えを身近な地域の問題として考えていただくことを目的としています。

 

「揺れやすさマップ」について

揺れやすさマップとは、想定地震が発生した場合の「揺れの大きさ(震度)」を市内50mメッシュ毎に色分けしたものです。このマップでは、黒石市に最も影響の大きい「内陸型地震(M7.2)」を想定しました。

 

「地域の危険度マップ」について

地域の危険度マップとは、揺れやすさマップの震度分布と構造別・建築年代別の建物の現況から、地域にある建物のうち全壊する建物の割合を計算し、「建物被害の危険度」として市内50mメッシュ毎に色分けしたものです。平成22年1月現在の建物の現況から計算しているため、今後耐震化が進めば建物被害の危険度(建物全壊率)は低くなります。

 

 

想定した地震について

黒石市では、3つの地震を想定しました。これは、「青森県地震・津波被害想定調査(平成9年3月)」において青森県に大きな被害を及ぼすとされている地震です。マップの作成に当たっては、この3つの想定地震が発生した場合、計算した揺れが最も大きくなる「1.内陸型地震 M7.2」を採用しています。

(想定1)内陸型地震

黒石市には、市域の西側を黒石断層が縦断しています。この断層を含む津軽山地西縁断層帯を参考に1766年津軽の大地震に相当する地震を想定したマグニチュード7.2の地震です。

(想定2)太平洋側海溝型地震

青森県に影響を及ぼした1968年十勝沖地震、1994年三陸はるか沖地震を参考に、今後同地域で起こり得る最大規模の地震を想定したマグニチュード8.2の地震です。黒石市では震度4程度。

(想定3)日本海側海溝型地震

1704年羽後・津軽の地震断層を参考に、日本海側で起こり得る今後500年間の最大規模の地震を想定したマグニチュード7.3の地震です。黒石市では震度4程度。

 

地震防災マップに関するQ&A

地震防災マップの見方などこちらをご参照ください。

耐震診断について

黒石市では、市民のみなさんに安心してお住まいの耐震診断・耐震改修を行っていただくために、住宅耐震診断に関する相談を行っています。