県では、「すべての県民が等しく人権を尊重され、障害のある人もない人も共に支え合う中でその人らしく自立して、安心した生活を送ることができる共生社会の実現」を目指して、さまざまな取組みを進めています。
そのような中、外見では障害があるとわからなくても援助や配慮を必要とされる方が、周囲の方の援助を得やすくなり、みんなで助け合う社会の実現を目指して、当市では県と連携してヘルプマーク、ヘルプカードの普及に取り組むことになりました。
ヘルプマークとは?
外見では障害があると分からなくても援助の必要な方がいます。そのような方々が「ヘルプマーク」を身につけることで、周囲の方に配慮が必要なことを知らせるためのものです。
ストラップ等で鞄等に着けて使用するようになっています。
※ ヘルプマークの裏面には、利用者が周囲の方に伝えたい情報や必要とする配慮等の内容を記入したシールを貼ることができます。
ヘルプマークを見かけたら、どうするの?
困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。
例えば・・・
1. 電車、バス等、公共交通機関で席をお譲りください。
外見では健康にみえても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。また、外見からはわからないため、優先席に座っていると不審な目でみられ、ストレスを受けることがあります。
2. 駅や商業施設等で声をかける等の配慮をお願いします。
交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。
3.災害時、安全に避難するための支援をお願いします。
視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由等により自力での迅速な避難が困難な方がいます。
ヘルプカードとは?
障害のある方が困ったときに助けを求めるためのもので、「手助けが必要な人」と「手助けができる人」をつなぐカードです。
カードの裏面に連絡先や必要とする支援の内容が記載できるようになっていますので、障害のある人が持ち歩くことにより、災害時や緊急時など周囲の人に手助けを求めたい時などに、ヘルプカードにより手助けを求めることができます。
【ヘルプカード表面】
【ヘルプカード裏面】
ヘルプカードの提示があったら、どうするの?
ヘルプカードの提示があったら裏面に記載されている内容にそって支援をお願いします。
例えば・・・
- 災害のとき
災害が発生したとき、災害に伴う避難生活が必要なとき - 緊急のとき
道に迷ってしまったとき、パニックや発作、病気のとき - 日常のちょっとした手助けが必要なとき
配布対象者
外見では分からない障害を抱え、周囲の援助や配慮を必要とする、黒石市在住の方
(例)
・ 義足や人工関節を使用している方、聴覚障害、内部障害の方
・ 知的障害及び発達障害を抱える方(手帳の有無は問いません)
配布方法
希望する方は、黒石市福祉総務課障がい福祉係の窓口で、お申込みください。