黒石ねぷた祭りは、扇ねぷた・人形ねぷたが出陣し、笛・太鼓・鉦のはやしに、大人、子供の「ヤーレヤーレヤー」の掛け声も勇ましく、街は熱気であふれ、ねぷた一色に彩られます。(青森県無形民俗文化財)
また、毎年3月から6月にかけて「正調黒石ねぷたばやし講習会」が黒石市スポーツ交流センターで開催されます。
ねぷたばやしを習得して、みんなで黒石の夏祭り「黒石ねぷた祭り」を盛り上げましょう。
黒石ねぷたの歴史と特徴
黒石ねぷたの歴史
ねぷたの行事を黒石では「七夕祭」と呼んでいました。
古い記録では「山田家記」(天明6年・1786年)に「七夕祭り、例年の通り賑々しく」とあります。
毎年のように賑やかに行われたというので、これ以前から、黒石では七夕祭が行われていたことが分かります。
黒石ねぷたの特徴
黒石には古くから人形ねぷたと扇ねぷたの両方がありました。青森は人形ねぶたであり、弘前は扇ねぷたに代表されますが、黒石は両方が共存してきました。
黒石ねぷたには黒石独特のものがあり、それは人形ねぷたの作り方にみられます。
その一つはねぷたを乗せる台が3段ないし4段と積み重ね、その上に高欄があることです。
もう一つは見おくり絵で、見おくり絵は表面の武者人形に対して美人画を書きます。
表面の絢爛豪華に対し徹底して物寂しさを追求します。観客はこの見おくり絵に魅せられます。
青森県知事賞を受賞した追子野木地区子供会育成連合会の人形ねぷた
黒石ねぷたの自慢
運行台数多数!!
多数のねぷたが街を練り歩きます。大きさ、形とも様々な黒石のねぷたは、見ごたえ充分!夕方6時30分に一番ねぷたが御幸公園を出発して、最後に出陣するねぷたは、夜の10時にもなります。
色彩があざやか!!
運行台数だけではありません!黒石のねぷたは色もきれい。夕闇の中、ねぷたに灯がはいると繊細で美しい色の武者絵が浮かび上がります。ほれぼれするようなその絵姿は、日本一を自負します。
町内ごとに力作揃い!!
黒石のねぷたは、企業参加の数よりも町内参加が圧倒的!6月には各町内にねぷた小屋がお目見えし、ねぷた絵師とねぷた好きの有志による製作がはじまります。
大人も子供も黒石ねぷたに魅せられ、惚れて、ねぷたに対する情熱はどこにも負けません。
笛や太鼓、鉦も日本一!!
大人の腕前もさる事ながら、小学生・中学生もその腕前には、勝るとも劣りません!
大地を凍らせた雪が解けると、正調黒石ねぷたばやしの講習会も始まり、はやしの音色が聞こえてきます。
毎年、その年のお祭りには、磨きをかけた技を披露しようと、競って練習に励みます。
お問合せ先
黒石青年会議所
TEL:0172-52-3369
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