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中町こみせ通り

 

 

「日本の道百選」にも選ばれた中町の通りには、「こみせ」と呼ばれるひさしが伝統的な形態を維持したまま残されています。

中町のような通りは貴重であることから、平成17年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。

また、中町の通りには重要文化財「高橋家住宅」や、造り酒屋、蔵などが立ち並び、いにしえを彷彿とさせてくれます。

2015年からは電線の地中化が始まり、2020年9月末にすべての電柱が抜き取られました。そして同10月から道路の美装化を行い、2021年3月で工事が終了しました。1車線となり道路の両側に石畳風の路側帯が整備され、安全な歩行空間が増えたことで、当時の落ち着いた雰囲気を見せています。

中町こみせ通りの概要

名称 黒石市中町伝統的建造物群保存地区
面積 約3.1ヘクタール
範囲 黒石市大字中町、浦町二丁目、大字甲徳兵衛町、大字横町の各一部
種別 商家町
保存地区決定 平成17年1月

重要伝統的建造物群

保存地区選定

平成17年7月
選定基準 (一)伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なもの

国指定重要文化財

国の重要文化財に指定されている「高橋家住宅」は、江戸時代中期に建築され、築270年以上経過している建物です。

高橋家は代々「理右衛門」を名乗り、黒石津軽家御用達の商家でした。

主に米を扱ったことから屋号は「米屋」といい、米だけでなく味噌や塩、油、薬などの販売・製造もしていたといいます。

黒石こみせまつり(毎年9月第2土曜日・日曜日)

 こみせの歴史的文化遺産としての価値や認識を深めながら、商業の活性化を図ることを目的に昭和61年から行われています。

毎年9月に開催される「こみせまつり」では、津軽三味線演奏、津軽民謡、地元高校生による吹奏楽演奏等イベントが盛りだくさんです。

黒石の地酒

黒石のこみせ通りには、「菊乃井」「玉垂」の2軒の造り酒屋があります。

寒さがもっとも厳しい寒の頃、熟練した杜氏によって仕込みがはじまります。

黒石は造り酒屋に欠かせない良質な水と純良な米に恵まれています。

そして、澄みきった空気と気温が味と香りを調和させ、黒石の酒の「こく」を作っています。

新酒ができると酒林(杉玉)を吊るす風習が、今に残っています。

こみせ観光ボランティアガイド

津軽の商家の伝統的形態がよく保存されている風情ある黒石の「こみせ通り」をこみせに愛着を持つ地元ボランティアガイドがご案内いたします。

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